舌根沈下がいびきや無呼吸症候群の原因!?舌の体操で改善・予防!

舌の体操をする女性

いびきや睡眠時無呼吸症候群にとって舌根沈下対策は、非常に重要な問題です。

睡眠時無呼吸やいびきに悩む人であれば、舌根沈下については最低限知っておいた方がいいでしょう。

舌根沈下とは?

舌根沈下
舌の筋の弛緩により、舌がそれ自体の重みで喉の奥に落ち込んでしまう現象のこと。 これにより気道が閉塞されるので、窒息の危険性が生じる。 意識レベルの低下や顔面の麻痺、顎や舌の形態異常などによって起こりうる。
(ウィキペディア)

ざっくりいうと、舌が落ちlpんで呼吸の空気の通り道(気道)を塞ぐことです。これにより、いびきや睡眠時無呼吸症候群が発生します。

口呼吸時の正常な舌の位置

鼻呼吸時の舌の正常な位置

例えば睡眠中、正常な口呼吸の人の舌は上顎の内側(上の歯茎の裏)あたりに舌がピッタリとくっついています。

これにより口から入る空気を完全にシャットアウト、口呼吸を防止して鼻呼吸に。それと同時に、ピッタリと上顎の内側についた舌は気道に落ちこまなくなるので、快適な呼吸が可能になります。

どうして舌根沈下が起こるのか?

一般的に舌根沈下は、口周りの筋肉の低下で起こるといわれています。

加齢に伴い舌を支える筋肉が低下、それによって舌根沈下が起こるというのです。論理的に考えてこれは正しいでしょう。

しかし、舌根沈下の原因は、脳からの司令も大きく影響しているのではないかと考えています。

人間の身体は、基本的に脳の司令によって動いています。脳からの司令があり、その司令を実行できる筋力があって、初めて正常な位置に舌をキープできる。

「脳の司令」と「口周りの筋力」の2つが、どちらも大事なのです。

脳の指令はどうすれば正常になるのか?

「舌を適正な位置にキープして、正常な鼻呼吸を」という命令が、脳から下される。

こんな司令が出ているのかどうかという証拠はありませんが、もし出ているのならば、口呼吸になり舌根沈下が起こっている人はどこかで狂ってしまった可能性があります。

これは想像でしかありませんが、舌が命令を実行できない状態が続く、もしくは何かしらのトリガーが起こらなくなった、ということが考えられます。

舌が命令を実行できなくなったという点については、実現不可能な命令は出すだけ無駄だと脳が判断したということです。人間の社会でもありますよね?(笑)

何かしらのトリガーが起こらなくなったという点については、唇と歯茎が陰圧によって押し付けられると、舌に歯茎の付け根に引っ付くように命令がでる、というようなことです。脳が命令をだす何かしらのキッカケがあり、そのキッカケを作ることができなくなったので、命令が出ないという考え方。ピストルでいうと、トリガーを引く力がなくなったから撃つことができないということです。

私どもは、このトリガーの役割を口周りのツボを押すことで代用できるのではないかと考えています。

舌根沈下対策にあいうべ体操

舌を正常な位置にキープするためには、ある程度の筋力が必要です。

無意識に鼻呼吸をしている人は気づきもしませんが、加齢による筋力低下でその歯車が突然狂ってしまうことがあります。

人間の身体は想像以上に精密にできており、身体の一部で起こった不具合が全身に影響を与えることも多いです。加齢による筋力低下は、その代表的なものかもしれません。膝や腰の痛みもその一種です。

加齢による筋力の低下は止めることはできませんが、遅らせることはできます。

その方法として、呼吸に関わる口周りの筋力については「あいうべ体操」などの筋力トレーニングが挙げられます。

口周りの筋力を維持することは、舌根沈下の予防・防止に役立ちます。そして、それが正常な鼻呼吸に繋がり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の改善に繋がっていきます。

まとめ

いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因の1つといわれている「舌根沈下」。

舌根沈下は、口呼吸とも深くか関わりがあ理、呼吸の通り道(気道)に舌の付け根が落ちこむことで、いびきや睡眠時無呼吸を引き起こす。

舌根沈下の改善や予防には、「あいうべ体操」などによる口周りの筋力UPだけでなく、脳の司令を正すための何かしらの工夫が必要だと考えらえる。

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