高齢者が体調を崩しがちな原因
「昔はほとんど病気をしなかったのに、歳をとってからは体調を崩すことが増えてきた」そんな声を耳にしました。
歳と共に身体が弱っていくのは、人間として生まれた以上ある程度は仕方がありません。
免疫力の高い若い頃は、ウイルスがちょっとくらい体内に侵入しても退治してしまいます。しかし、高齢になってくると全体的な免疫力が低下するので、ちょっとしたキッカケで体調を崩してしまうのです。
さらに、高齢者が体調を崩しがちなのには、口呼吸が関わっている可能性があります。
高齢者の口呼吸
加齢により口の周りの筋力(口輪筋)が低下してくると、今ままで出来ていた鼻呼吸が出来なくなることがあります。
鼻呼吸ではなく、口呼吸になってしまうのです。
口呼吸になると、主に次のようなことが起こる可能性が高まります。
- 風邪などをひきやすくなる
- いびきをかくようになる
- 睡眠時無呼吸症候群になる
- 虫歯が多くなる
これらは、口呼吸による次のような原因のために起こりやすくなります。
- ウイルスが直接体内に入ってくる
- 口が乾いて唾液がウイルス除去できない
- 舌根沈下が起こりやすい
加齢による免疫力低下と口呼吸
ただでさえ加齢によって免疫力が低下してくるのに、そこに口呼吸が加わると、さらに体調を崩しがちになってしまうのです。
このダブルパンチは、老後を健康に活発に活動しようとしている人にとっては影響が大きいです。
体調を崩してしまっては、外に出かけることも、物事を楽しむこともなかなかできません。
では、どうすればこれらの現象を抑えることができるのでしょうか?
口輪筋&舌筋アップで対策
高齢者の免疫力低下と口呼吸によるダブルパンチを軽減するには、運動による筋力アップが効果的です。
運動によって全身の筋力を保つことで、免疫力の低下を遅らせることができます。また通常の運動だけでは、なかなか維持できない口周りの筋力(口輪筋など)は、「あいうべ体操」などで補います。
運動というとハードな筋力トレーニングなどをイメージする人もいるかと思いますが、毎朝の散歩、簡単な筋力トレーニングなどで十分です。
慣れないことをして怪我などをしてしまうと、逆効果になってしまいますので、くれぐれも無理はしないように☆
「あいうべ体操」は、テレビを見ながらでもできる体操なので、1日何回という目標を決めて習慣化してしまうと、長く継続できます。
なるべく若いうちから
若いことからしっかりとした口呼吸を続けている人は、歯や顎の骨格が既に鼻呼吸型になっています。
そのような方は、歳をとってから突然口呼吸になってしまった、ということが起こりにくいです。逆に若い頃から口呼吸を続けていた人は、歳をとってから突然鼻呼吸にしようと思ってもなかなか難しいです。
鼻呼吸ではなく、口呼吸になってしまっている人は、なるべく早く何かしらの対策をうつことをオススメします。
弊社イムニタスマスクは、なるべく自然な形で口呼吸から鼻呼吸へいこうさせるためのマスクです。ぜひ一度お試しください。