TV番組「あさイチ」のスゴ技Qにて、ドライノーズ(乾燥性鼻炎)が特集されておりました。
暖房を利用する冬が特に多いですが、機密性の高いオフィスなどにも多いドライノーズ。時期や環境によっては、乾燥が鼻呼吸に影響を与えることがあります。
ドライノーズとは?
ドライノーズ(乾燥性鼻炎)とは、鼻の中の粘膜が乾燥する状態。
空気が乾燥してくると鼻の中がカサカサして、乾燥感やムズムズ感を感じます。鼻水は出ていないのに、鼻をかみたくなるような症状も表れます。乾燥感と同時にピリピリとした痛みを伴うことも。
症状が進行すると鼻汁がカサブタ状になり、出血・炎症などの原因になります。
鼻は、呼吸をするために最も大事な器官。鼻の不都合は、いびきや睡眠時無呼吸症候群などにも、少なからず影響してきます。
ドライノーズの原因は?
ドライノーズの原因は、鼻の粘膜を保護する粘液が加齢やストレスなどによって減ることと、そこに乾燥が加わることです。
ドライノーズになると、鼻呼吸が妨げられ口呼吸になりがちになります。
口呼吸になると、口内が乾燥して喉が痛くなったり、ウイルスが直接体内に入ってくるので風邪など病気にかかりやすくなったりします。
ドライノーズの3つの対処法
対処法は、とにかく鼻を潤すことです。主に次の3つの方法が挙げられます。
- 部屋の中を加湿する
- ウェットマスクを使用する
- ドライノーズスプレーを使用する
オススメは入浴中に鼻からしっかり蒸気を吸い込むこと。
片方の鼻を指でふさいで息を吸って吐くと、大量の蒸気が鼻の奥まで届いて潤います。
加えて、寝る5分ほど前に濃度0.9%の食塩水を鼻の中に噴霧すると、さらなる改善が期待できます。
ドライノーズスプレーは1000円弱で購入できますが、簡単に自作することもできます。
自家製ドライノーズスプレーの作り方
朝イチでは、次のような方法で自家製ドライノーズスプレーを作っていました。
自家製ノーズスプレーの作り方
- 水・・・500ミリリットル
- 塩・・・4.5グラム(小さじ1弱)
(濃度は0.9% 水100ミリリットルの場合は、塩0.9グラム)
作り方
- 水を沸騰させて500ミリリットルとり、人肌程度に冷ます。
- 食塩を混ぜて、清潔なスプレーボトルに入れる。
※少し上を向きながら噴霧すると奥まで届きやすい。
※残った食塩水は、密閉容器に入れ冷蔵庫に保存する。
※使用するときは人肌程度に温めてから使用する。
※保存期間は2~3日。
まとめ
乾燥によって引き起こされるドライノーズ、その原因と対処方法、自家製ドライノーズの作り方についてご紹介しました。
今回のドライノーズのように、明らかに呼吸に関係するものだと分かりやすいです。しかし、人間の身体は、複雑に影響しあっているので、一部の疾患が思わぬところに影響を与える場合もあります。
足の冷え、寝具&寝まき、部屋の気温や湿度、そういった要素もいびきや睡眠時無呼吸症候群に影響を与える可能性も大いにありえます。
より快適な睡眠をとり健康に暮らせるように、呼吸だけにとらわれずに睡眠環境などもうちょっと広い視野での問題解決を考えることも大事かもしれませんね。